葛の花香る

「残暑お見舞い申し上げます」、暦の上ではこのようにご挨拶をする日になりました。

ですが、今年はまだまだ真夏の真っ最中、台風被害が続いている地域の皆さまには

心よりお見舞い申し上げます。

窓を開けて車の運転をしていたら、ほのかに甘くてさわやかな香りがしてきました。

はて、と考えて見回すと葛の花が咲いていました。

手入れが行き届かない土手などに猛々しく見苦しいほどに生い茂るようになって久しいですが、

この時期だけはお詫びのように花の香りを届けてくれます。

葉の陰にひそやかに咲く花ですが、その香りは気高ささえ感じさせてくれます。

人の営みなど自然界の中では些細なものと感じ、されどその中でもがくのも人なのですね。

原爆の日から終戦記念日までの期間は特に反省と反戦の気持ちを持たなければと思います。

 

 

 

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